ヘンプクリートを使ったケアホーム建設が進行中
環境負荷の低いサステナブル建築への関心が世界中で高まる中、いま最も注目を集めている自然素材の一つが「ヘンプクリート」です。産業用ヘンプ(麻)の茎と石灰を混ぜてつくられる建築資材で、壁材や天井などに使うことができ、優れた断熱性や調湿性を備えています。原料となるヘンプは成長が早く、その過程で大量のCO₂を吸収するため、石油素材に頼らないカーボンネガティブな建材としても大きな期待を集めています。
現在、このヘンプクリートを使ったアジア最大とされる福祉施設の建設がインドで進んでいます。
震災復興がきっかけになったヘンプクリート建設
このプロジェクトは、10年前からヘンプ建築事業に乗り出したネパール企業SHIVによるもの。創設者夫妻は、2015年に発生したネパール大地震の甚大な被害を目の当たりにし、地元で育つヘンプを活用した建築こそが、災害に強く、環境負荷が少なく、そして手の届きやすい住まいづくりにつながると確信。地域の農村と連携してヘンプの供給体制を整え、雇用を創出しながら、医療クリニックの建設や被災住宅の再建など、地域に根差した活動を積み重ねてきました。
大型建築で証明される、ヘンプの実用性
「ヘンプクリートは断熱性、通気性、自然素材としての特性から、介護施設との相性が非常に良い」と創設者が語るとおり、同社はこれまでも複数の公共医療施設を完成させてきましたが、今回の介護ケアホームは、SHIVにとって過去最大のヘンプクリート建築プロジェクトとなります。すでに建物の一部は完成しており、2027年の全面完成を目指して本格的な建設が進められています。
この取り組みは、ヘンプクリートが単なる環境配慮型の実験的な素材というだけではなく、大規模な建築にも十分活用できる実用的な選択肢であることを証明しています。
次の世界スタンダードへ向けて
ヘンプ建築の普及には、法規制やサプライチェーンの整備といった課題はあるものの、日本でも法改正によって入手しやすくなり、地球環境と住む人、両方に優しいエコ建材として知られるようになりました。
桑原ヘンプクリートでは、人と環境にやさしい快適な住まいづくりをサポートしています。人と環境に優しい高品質なヘンプクリート建材をはじめとするエコ建材の調達のほか、欧州からこだわりのデザイン窓やドア、アイアンワーク、タイルなど、理想の住空間をトータルコーディネートできる建具の調達もサポートいたします。
お客様のご要望に合わせたプランをご提案させていただきますので、お気軽にご相談ください。